注文住宅の諸費用と注意点
注文住宅を建てる場合には、以下のような諸費用が発生します。
土地の購入には土地価格や仲介手数料、土地の不動産取得税、土地の登録免許税、登記のための司法書士手数料、土地の契約書に貼付する印紙税などがかかります。
また、建物の建築や設計に関しては、請負工事費や設計料、建物および設計料に係る消費税、建物の不動産取得税、建物の登録免許税、登記のための司法書士手数料、請負契約書に貼付する印紙税などが必要となります。
さらに、水道を引く必要がある場合には、自治体によって水道利用加入金が必要となります。
この水道利用加入金は、水道を利用する権利を得るために自治体に支払うものです。
注文住宅の諸費用は、マンションや建売住宅(既に建物が建っている新築住宅)と比較すると割高になります。
参考ページ:中古 物件 購入 住宅・土地の購入費用一覧と重要な注意点を解説!
特に設計料がかかることが特徴です。
マンションや建売住宅では、既に建てられた家を購入するため、設計料は不要です。
しかし、注文住宅では設計から建築する必要があるため、設計士への設計料が発生します。
また、水道を新たに引く場合には、自治体によっては水道利用加入金を支払う必要があります。
諸費用について、マンションや建売住宅では土地建物価格に対して約4%程度が目安です。
一方、注文住宅では土地建物価格に対して約10%程度が目安です。
ただし、諸費用は基本的に住宅ローンの対象にはなりませんので、注文住宅を建てる際には、諸費用を含めて十分な自己資金を用意しておくことが重要です。
さらに、注文住宅を建てる前に確認しておくべき点が2つあります。
まず、家を建てる際には必ず親の了解を得ることが必要です。
親の反対は避けるべきであり、家を建てるためには親の理解を得ることが大切です。
注文住宅は完成までにかなりの時間を要するため、「親の猛反対」が理由でキャンセルされるケースも少なくありません。