相続した不動産を売却する際の流れと税金
自分が別に住んでいる家があり、不動産を相続することもありますよね。
その場合、その不動産を空けておくと固定資産税がかかってしまいます。
ですから、家を早く売却して処分することを考える方も多いでしょう。
この記事では、相続した不動産を売却する際の流れや税金について、注意点も含めて詳しくご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
相続した不動産を売却する流れ
自分が相続した不動産を売却する流れを説明します。
今回は名古屋市を例に取りますが、他の地域でも同様の手順が必要です。
1. 評価と相続税の確認 まず最初に、相続した不動産の評価額を把握しましょう。
これには不動産鑑定士の評価や市場価格などを考慮する必要があります。
さらに、相続税についても確認しておきましょう。
正確な評価額と税金額は、後の手続きに影響する重要な要素です。
2. 不動産業者の選定 次に、信頼できる不動産業者を選びましょう。
地元の業者はその地域に詳しいため、円滑な売却をサポートしてくれることが多いです。
複数の業者と相談し、提案内容や査定額を比較検討することが重要です。
3. 売却契約の締結 業者を選んだら、売却契約を締結します。
契約内容や手数料、仲介手数料などをよく確認し、納得のいくものであるか確認しましょう。
契約後、不動産業者は広告や購入希望者の紹介などを行います。
4. 購入希望者との交渉 興味を持ってくれる購入希望者が現れたら、価格交渉を行います。
業者が仲介役として交渉を進めてくれますが、あらかじめ最低限の価格や条件を設定しておくことが大切です。
5. 売却の手続きと税金 売却が決まったら、不動産売買契約を締結し、登記手続きを進めます。
また、売却に伴う税金の計算や申告も行われます。
相続税や所得税など、税金に関する事項は専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。
6. 手続き完了と売却代金の受け取り 手続きが完了し、登記が完了したら、売却代金が支払われます。
参考ページ：名古屋市で相続した不動産を売却するには？流れや税金はどうなる
名古屋市で相続した不動産を売却する際にかかる税金について詳しく解説します
不動産を相続した方々が、名古屋市で不動産の売却を検討する際には、税金のことをしっかりと理解しておくことが重要です。
ここでは、相続した不動産を売却する際に必要な譲渡所得税について詳しく説明します。
譲渡所得税とは、不動産を売却することで得た利益に対して課される税金のことです。
売却した不動産の売却価格から、その不動産を取得する際の原価を差し引いた金額が課税対象となります。
ただし、売却から5年以内の場合は、特別控除を受けることができます。
譲渡所得税の税率は、不動産の所有期間によって異なりますので、しっかりと確認しておきましょう。
以下に具体的な税率を示します。
– 所有期間が5年以下の場合：39.63%（所得税30.63% + 住民税9%） – 所有期間が5年以上の場合：20.315%（所得税15.315% + 住民税5%） 以上のように、譲渡所得税は不動産を売却する際に支払う必要がある税金です。
不動産の売却を検討中の方は、税金のことを事前に把握しておくことが大切です。
不動産業者と相談しながら、手続きにかかる期間や手数料なども確認しておくと良いでしょう。